30歳→37歳♀・162cm・70kg

音楽療法士(補) 。AFP。社長業。年下旦那様。60年代音楽が好きな70年代後半生まれ。 胃が少し弱め。 眠りが浅め。 夜見る夢は、いつも色付き。

このたび、この地区の担当になりました/このたびは謹んでお悔やみ申し上げます

祖母の相続の書類を集める為、偶然、(早い時間の)夕方に実家にいた時、某メガバンクの方(出来そうな若い女性とオジサンの二人組)がやってきました。


自分は作業してて全然気付かなかったのですが、なんだか分からずインターホンを取ってしまった母が玄関に出て行き、ドアを開けてしまった為に集中砲火を受けてしまいました。



これまた偶然、玄関近くを(私が)通った為に、「母が(何言われてんのか分からず、相手のペースに飲込まれて)エライ目に遭っている」コトに気付き、間に入って、取り敢えず「担当です」と言ってるオジサンの話を聞いてみました。




で「何屋サンなんだろう」と話を聞いててみると”某メガバンクの信託部門”の方で、先日、祖母の残高証明を取りに行った時に「おっ、この家、相続*1。じゃぁ、営業に行こう。」ってコトでウチに来たらしい。



で、「どんなお仕事してるのか」というと、

  • 「相続」が「争族」になっちゃってる所を収めたり
  • 謄本をとってきたり
  • (自分が所属するメガバンク以外の)全ての口座の残高証明(も)取ってきたり
  • 財産目録作ったり

するんだって。


で、費用の紙もくれたんだケド、(色んな事情があって、ココには書けない*2)ですが、結構な手数料が掛るみたい。


で、ココからは「想像のお話」なんだけど、この作業をするコトで、その家の資産状況が全て(そのメガバンクに)さらけ出されて、「こういうふうに運用した方がいいんじゃないですか?」って食い込んでくるんだろうな、って思った。
メガバンクにとっては「一石二鳥」って言えば良いのかなぁ。





で、で、「仕事依頼したの?」っていう話ですが、丁重にお断りしました。

「資産をさらけ出したくない」っていう部分もあったりするケド、それよりも

  1. 法定相続人が一人しかいないので「争族」になりようがナイし、遺産分割協議書を作る必要がない
  2. 税理士サンに「この書類を集めてきて下さい」って渡されたリスト(除籍謄本とか)を”自分の足で”揃えに行ったので、これ以上、集めきゃいけない書類は無い
  3. 財産目録の作成、納税のアドバイス等は税理士サンが作る

などなど。

だからお願いすることがナイんです。



最近、(どこから情報を手に入れているのか)「このたびは謹んでお悔やみ申し上げます」と言いながら、次に出てくる言葉が

  • 保険に入りませんか
  • お墓入りませんか

そんなのばっかし聞かされてます。


「そういう職業」の方なんだから仕方ないと思います。

でも、先代から付き合いのある銀行だったり信金だったり、そういう所の営業サンからも売り込みを掛けられると、「このたびは謹んでお悔やみ申し上げます」は本心じゃナイな、って思います。
明らかに自分、次のターゲットになってるのが「みえみえ」でツライです。
突然、家に押しかけちゃうのも、どうかと思います。
私は、玄関まで出て行って対応したコトをなんとも思っていませんが、母は「私がドアを開けちゃったばっかりに・・・。ごめんね・・・。」ってずっと言ってて、凄い罪悪感を感じ、背負っちゃってました。

付き合いもあるので、笑って、なんとか流してますが、なんか、嫌です。


実務家が書いた相続対策―“争族”防止のための遺言・遺言信託

実務家が書いた相続対策―“争族”防止のための遺言・遺言信託

*1:ウチは祖母が自営業みたいなカタチで合資会社の経営をしていたので(自社株とか持ってるから)やるのか、取り敢えずは相続税を申告しないといない人間に該当しちゃうんです

*2:興味ある方は”遺産整理業務”で調べると、色んな会社が出てくると思います