このたび、この地区の担当になりました/このたびは謹んでお悔やみ申し上げます
祖母の相続の書類を集める為、偶然、(早い時間の)夕方に実家にいた時、某メガバンクの方(出来そうな若い女性とオジサンの二人組)がやってきました。
自分は作業してて全然気付かなかったのですが、なんだか分からずインターホンを取ってしまった母が玄関に出て行き、ドアを開けてしまった為に集中砲火を受けてしまいました。
これまた偶然、玄関近くを(私が)通った為に、「母が(何言われてんのか分からず、相手のペースに飲込まれて)エライ目に遭っている」コトに気付き、間に入って、取り敢えず「担当です」と言ってるオジサンの話を聞いてみました。
で「何屋サンなんだろう」と話を聞いててみると”某メガバンクの信託部門”の方で、先日、祖母の残高証明を取りに行った時に「おっ、この家、相続*1。じゃぁ、営業に行こう。」ってコトでウチに来たらしい。
で、「どんなお仕事してるのか」というと、
- 「相続」が「争族」になっちゃってる所を収めたり
- 謄本をとってきたり
- (自分が所属するメガバンク以外の)全ての口座の残高証明(も)取ってきたり
- 財産目録作ったり
するんだって。
で、費用の紙もくれたんだケド、(色んな事情があって、ココには書けない*2)ですが、結構な手数料が掛るみたい。
で、ココからは「想像のお話」なんだけど、この作業をするコトで、その家の資産状況が全て(そのメガバンクに)さらけ出されて、「こういうふうに運用した方がいいんじゃないですか?」って食い込んでくるんだろうな、って思った。
メガバンクにとっては「一石二鳥」って言えば良いのかなぁ。
で、で、「仕事依頼したの?」っていう話ですが、丁重にお断りしました。
「資産をさらけ出したくない」っていう部分もあったりするケド、それよりも
- 法定相続人が一人しかいないので「争族」になりようがナイし、遺産分割協議書を作る必要がない
- 税理士サンに「この書類を集めてきて下さい」って渡されたリスト(除籍謄本とか)を”自分の足で”揃えに行ったので、これ以上、集めきゃいけない書類は無い
- 財産目録の作成、納税のアドバイス等は税理士サンが作る
などなど。
だからお願いすることがナイんです。
最近、(どこから情報を手に入れているのか)「このたびは謹んでお悔やみ申し上げます」と言いながら、次に出てくる言葉が
- 保険に入りませんか
- お墓入りませんか
そんなのばっかし聞かされてます。
「そういう職業」の方なんだから仕方ないと思います。
でも、先代から付き合いのある銀行だったり信金だったり、そういう所の営業サンからも売り込みを掛けられると、「このたびは謹んでお悔やみ申し上げます」は本心じゃナイな、って思います。
明らかに自分、次のターゲットになってるのが「みえみえ」でツライです。
突然、家に押しかけちゃうのも、どうかと思います。
私は、玄関まで出て行って対応したコトをなんとも思っていませんが、母は「私がドアを開けちゃったばっかりに・・・。ごめんね・・・。」ってずっと言ってて、凄い罪悪感を感じ、背負っちゃってました。
付き合いもあるので、笑って、なんとか流してますが、なんか、嫌です。
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