独特の世界 独占しているような感覚
沢山の楽しいお喋りとお酒で満たされ、午前3時の下北沢をアテもなく、ただただ歩く。
時々、階段やガードレールに腰を掛け、他愛もない話をしたり、話もせず、ボーッと往来を眺めたり。
時間が時間だから、開いているお店も殆どない。
最初は「始発待ち」が目的だった。
でも、カメラを構えたり、話をしたり、缶コーヒーを飲んだり、明けて行こうとしている空を眺めているうちに、”そんな目的”見えなくなって、とけていってしまう感覚に堕ちていった。
大学時代、「乗り換え」の為だけに利用していた下北沢。
でも、改札口から出るコトはなく、正直、あまり興味のナイ街だった。
だから、「何も知らない」「先入観のない」まっさらな状態で下北沢の街をじっくり歩いた。
今、行くと、沢山の人でごった返した下北沢の顔しか見えないと思う。
でも、その顔を見る前に「夜が明けよう」としている下北沢を体験することが出来てヨカッタと思う。
下北沢、もしかしたら、好きになるかもしれない。
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