30歳→37歳♀・162cm・70kg

音楽療法士(補) 。AFP。社長業。年下旦那様。60年代音楽が好きな70年代後半生まれ。 胃が少し弱め。 眠りが浅め。 夜見る夢は、いつも色付き。

日本人て、楽しいかも/65.60kg

日曜の(たまの)楽しみ(笑)、「題名のない音楽会」。
今日の回は「先週放送された予告」の時点から、とても楽しみにしていました。

音色のうま味〜日本音楽の美学


邦楽奏者で人気・実力共にトップを誇る「二大貴公子」尺八・藤原道山さんと津軽三味線上妻宏光さんをお迎えしました。日本文学を研究されている東京大学教授ロバート・キャンベルさんと共に、その裏に隠された「日本の美学」に迫りました。
藤原道山上妻宏光、ロバート・キャンベル

題名のない音楽会公式サイトより

この番組の中で、ロバート・キャンベルさんが大変興味深いコトをおっしゃっていました。

(音色という言葉を)英語に翻訳しようとすると、とても難しいんですよ。
toneだったりtimbreと言ったりするんだけれども、なんかこう、ちょっと、しっくりいかないんですよ。
その音の「奥行き」であったり「立体感」であったり。
味でいうとね、「うま味」。
第五の味覚のようなものかな、っていうふうにも想像したりするんですけれども。

この話を聞いたとき、昔、エプサイト(新宿)へ”荒木経惟展・「色情花」”を観に行った時のコトを思い出しました



会場には「日本語の解説」と共に”それを英訳した”パネルが貼ってあったんだケド、「色情」っていう言葉を”desire”って訳してあって、「?」って立ち止まったんだ。

ちなみに今、グーグル先生に聞いてみたら「1.Lust2.Sexual passionだよ」と教えてくれました。

自分は英語、得意な方じゃないし、受験英語を卒業してから何年も経っているし、偉そうなこと言えないんだケド、「色情=desire」にしちゃうのって、「なんか、伝わってこない・腑におちない」って思いました。

「じゃあ、どんな言葉が良いの?」って聞かれると、とても困ってしまい、「やっぱし”色情は色情しか当てはまらないんだろうな”」って所に落ち着いちゃうんだよね。

その時、「なんとなく」”日本人に生まれてよかったな”って思いました。





「虹が七色に見える」のは“日本人だから”だそうです。



それぞれ個人差はあるケド、そういうコトを「なんとなく」でも「ニュアンスだけ」でも感じるコトの出来るのって、きっと、(幅が広がって)楽しいと思う。


アラキネマ「バルコニーの空に色情花」 [DVD]

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